• norizzo111

扇子 ご購入ありがとうございます

更新日:2021年10月29日

揮毫 菊地雪溪

扇子制作 京都 老舗扇子屋 白竹堂



扇子をご購入いただいたお客様に気に入ってもらい大変嬉しく思います。

このサイトに掲載することにご了解をいただいた一部の方々の製品をご紹介します。

ご指定品とは、揮毫する文言をリクエストしていただいた商品です。



大阪府泉南郡 西浦様

 ▪︎ 飾り扇子「 夢 」  ご指定品

  塗り仕様







  









商品案内メッセージ

夢が現実となる話はよく聞かれます。仮想が現実に刷り込まれ具現化されたものとも

言えます。意識下でも無意識下でも創造の結果が現実であるとすると、現実とイメー

ジとはいずれが先でどちらが本当の世界なのかふと考えさせられたりします。説明は

無粋ですが案外イメージの世界が真の世界なのかもしれません。

「夢」を揮毫する時、書体は行草体と決めておりましたが、心に素直に向き合い想念

から現れたこの書は、私の手から離れて新たな空間に存在するのだと愉しく想像して

おります。右に遊印「柔剛」、左に「溪」の字を押印しました。



【 追記 】

上部右側の絵は、西浦氏所有の絵画で高村智恵子研究をライフワークにしている画家

の坂本富江氏の絵です。智恵子が入院中の東京にある病院の窓から、故郷の安達太良

山の連なる風景を想像したであろうというイメージを描いたものです。西浦氏は秀で

た光太郎研究家で共に著書も出版されております。ご参考までに下記に紹介します。













東京都板橋区 K

 ▪︎ 扇ぎ扇子「 世の中の習慣なんて 」

 

  唐木骨 彫細工 両面書き 左表、右裏












商品案内メッセージ

出典:高村智恵子のことば


世の中の習慣なんて どうせ人間のこしらえたものでしょう

それにしばられて 一生涯自分の心を偽って暮らすのはつまらないことですわ

わたしの一生はわたしがきめればいいんですもの

たった一度きりしかない生涯ですもの


画家津田青楓(日露戦争にも従軍、夏目漱石や河合肇とも交友があり、良寛の書も

良く研究した)が画学生時代の智恵子の言葉を捉えた断片。「愛と命のメッセージ」

(二本松教育委員会発行、北川太一、上田裕子執筆)より。明治の終わり、光太郎に

出会う頃の智恵子が放った言葉で、揮毫は上記全文からの抜粋です。




東京都町田市 S

 ▪︎ 扇ぎ扇子「 益者三楽 」 ご指定品 


  白木骨 



商品案内メッセージ

出典:論語 季氏 第十六 五


益者三楽。損者三楽。

楽節禮楽、楽道人之善、楽多賢友、益矣。

楽驕楽、楽佚遊、楽宴楽、損矣。


益となる楽しみに三つあり。損となる楽しみにも三つあり。

礼楽を整える、他人の長所を述べる、賢い友人が増えることを楽しむと、益である。

身勝手に驕り、怠けて遊び回り、気楽に贅沢することを楽しむと、損である。




東京都東大和市 松下様

 ▪︎ 飾り扇子「 大盈若冲 」(右上)


  塗り仕様



 ▪︎ 扇ぎ扇子「 山是山 水是水 」 (下)


  唐木骨 両面書き














商品案内メッセージ 大盈若冲

出典:老子 第45章


大成若欠 其用不幣

大盈若冲 其用不窮

大直若屈 大辨若訥


本当に完成したものはかえって欠けている様に見えるが、いくら使っても駄目にならない。

大きく満ちているものは何もないように見えるが、そのはたらきは尽きることがない。

真っ直ぐなものは曲がって見え、誠の上手は下手に見え、誠の雄弁は訥弁に見える。



商品案内メッセージ 山是山

出典:禅語


山是山水是水(表面)

山は山として、水は水として各々その本文を全うしている。


無一物(裏面)

本来無一物が元の言葉。人間は何も持たない裸で生まれて来て、何も持たずに逝く。

肩書きも地位も生きている間にたまたま纏ったもので、そのような仮の姿に

振り回されることのないように、自分の心と目で見極めて生きる。




東京都品川区 M

 ▪︎ 扇ぎ扇子「 小さな出来事 」


  白木骨




商品案内メッセージ

出展:小さな出来事 吉野弘


雨が上がり

雲がゆっくり流れてゆく


吉野弘の小さな出来事という詩の中の一節です。この詩には、「生きることには 言いようのない悲しみがある」というくだりがあります。少女の一人が農作業の際に降った雨に紛れて涙を流しました。そして雨のシャワーでその目を洗い流しました。さりげなく。誰にも知られなくても人は他人に言えない何かしらのものを抱えています。雨はいつか止み、その後雲は去ってゆくものです。人生も自然の有り様に例えられるのかもしれません。




千葉県香取市 小山様

 ▪︎ 扇ぎ扇子「 心はいつでもあたらしく 」

  白木骨



商品案内メッセージ

出典:高村光太郎のことば


心はいつでもあたらしく

毎日何かしらを発見する


高村光太郎が発し大田中学校のために揮毫されたとのことです。若い人達に向けた切実な願いが込められています。光太郎のこの言葉と次の言葉と、合わせて私が感銘を受ける、若い世代に伝えたいことばです。


精密計測機器メーカー ミツトヨの創業者、沼田恵範のことば

「 ものづくりの前に人づくり 人づくりのために良い環境づくり 」

   ・・・良い製品は良い人から作られる

柳宗悦のことば

「 今見ヨ イツ見ルモ 」 「見テ知リソ 知リテ ナ見ソ」


畢竟、どうやって作るかより、どう生きるかが大切と思います。箱書きの裏に上文一言添えました。


*小山氏、2021年10月21日のご自身のブログにて本作品をご紹介いただきました。ご覧ください。

[ 高村光太郎連翹忌運営委員会のblog ]

http://koyama287.livedoor.blog




東京都世田谷区 須長様

▪︎ 扇ぎ扇子「小さな出来事」(吉野弘)


白木骨 彫細工




商品案内メッセージ

出展:小さな出来事 吉野弘


雨が上がり

雲がゆっくり流れてゆく


吉野弘の小さな出来事という詩の中の一節です。この詩には、「生きることには 言いようのない悲しみがある」というくだりがあります。少女の一人が農作業の際に降った雨に紛れて涙を流しました。そして雨のシャワーでその目を洗い流しました。さりげなく。誰にも知られなくても人は他人に言えない何かしらのものを抱えています。雨はいつか止み、その後雲は去ってゆくものです。人生も自然の有り様に例えられるのかもしれません。