この度、自作の扇子を制作しましたのでお知らせします。
今回ご用意するのは扇ぎ用の紙扇子となります。当ホームページ、メニュー「雪溪庵」の扇子販売のコーナーにすでに制作済みの扇子も掲載しておりますので合わせてご覧下さい。こちらに価格も掲載しております。
京都の歴史ある老舗扇子メーカーの白竹堂様(創業1718年)の地紙を使用して、当方が揮毫したものを白竹堂様にて扇子に仕立てたものです。下記に紙扇子の特徴を簡単に案内させていただきます。




墨を用いて書くため全ての製品が紙製です。紙扇子は布地と比べて材質面において柔軟性がなく膨らみやすい性質を持つため、親骨(左右両サイドの太い骨)に一定の湾曲を与えて扇子を閉じた際に綺麗に収まるように加工されております。また、表面には、書かれた墨と共に落款の朱が押されており、強く触れたり湿らせたりすると滲むこともあります。以上をご理解、またご注意いただければ、紙の質感と染み込んだ墨の色、その風合いは他には表せない古風で粋な扇子となり、使用する場では一味違った趣を与えてくれます。さらに短歌や俳句、現代詩、歴史上の人物の格言や禅語などの言葉の響きがより一層深い味わいを添えてくれます。是非一度お試し下さい。
【 新規紙扇子販売品 】
扇ぎ用 男持ち






扇ぎ用 女持ち



揮毫 菊地雪溪
制作 2021年8月〜9月
※ ご希望の言葉で制作することができます。お申し付け下さい。
※ 不明な点はご遠慮なくお尋ねください。
※ 掲載写真 吉野弘「小さな出来事」は女持ちで一番人気です。他に白木骨2本制作済みです。
※ 掲載写真 高村智恵子「世の中の・・・」は女持ちで人気商品です。他に白木骨1本制作済みです。
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